Dec 25, 2010

様々なパターンを選択する名古屋のホテル

城めぐりの愛で、今回は名古屋城を訪問しました。宿泊はもちろん、名古屋の美味しいものをたくさん食べたので、夕食はホテルで取らなけれてすることにしました。そんな時は、通常のビジネスホテルですが、名古屋のホテルは、夕食がなくても立派なところを選択することができた。城の歴史は楽しい六おいしいものをたくさん食べて満足しました。
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 昨年12月、スペインのダウンロードサイト“Softonic(ソフトニック)”の日本語版が開設された。同サイトでは日本のオンラインソフト作者が公開しているソフトも掲載されているが、掲載ソフトの配布形式について、一部の作者より懸念の声が上がっている。

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 同サイトでソフトをダウンロードする場合、多くのソフトでは同サイト独自の「ソフトニックダウンローダー」を経由する。この際、標準では同社製のツールバーが同時にインストールされたり、Webブラウザーのホームページなどが書き換わる仕様となっているが、このような仕組みでソフトを配布することについて作者から事前に許諾を得ていなかった点が、一部作者の懸念を呼んでいるようだ。このほか、無許諾でのファイル転載が行われている例もある。

欧州最大のソフトウェアダウンロードサイト「Softonic」が日本進出(INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20101209_412969.html
Togetter - 「無料ソフトウェアのダウンロードサービス「ソフトニック」の問題点」(Twitter上での一部作者の発言のまとめ)
http://togetter.com/li/93798

 窓の杜は本件について第三者であるため、これまで慎重に状況を見てきた。しかし、各種ソーシャルメディアやブログで話題になることも多くなってきたことから、現状を周知すべく、作者への取材や独自調査の結果を本記事でまとめることにした。とくにオンラインソフトを公開している作者の皆さんの参考になれば幸いだ。

 なお窓の杜では、作者への取材結果をもとに、ソフトニック日本語版を運営する(株)ソフトニックに事実関係や同社の見解を伺うべく取材を申し込んだが、『ソフトウェアのダウンロード・サービスというビジネスにおいて競業関係にある』という理由により取材に応じていただくことはできなかった。そのため以下のレポートにある「ソフトニックダウンローダー」の挙動は編集部での調査のみにもとづいており、ソフトニックの公式見解と異なる可能性もある点はご留意いただきたい。
「ソフトニックダウンローダー」による配布の概要
「ソフトニックダウンローダー」の仕様

 まず今回、一部の作者が懸念を表明するきっかけともなった、「ソフトニックダウンローダー」について概要を紹介する。

 ソフトニックでソフトをダウンロードする際、どのような方法でダウンロードされるかはソフトごとに異なるが、多くのソフトで採用されているのが、「ソフトニックダウンローダー」を経由してダウンロードする方式だ。

 「ソフトニックダウンローダー」の基本的な動作では、利用者はまず各ソフトごとに用意された専用のダウンローダーをソフトニックのWebサイトからダウンロードし、PC上で実行する。すると、ダウンローダーが作者のWebサイトから配布ファイルをデスクトップにダウンロードし、ソフトによっては圧縮ファイルの解凍やインストーラーの実行も行われる。

 ダウンロードの際には、同社の「ソフトニックツールバー」が同時にインストールされるほか、Webブラウザーのホームページや検索プロバイダーがソフトニックのものに置き換えられる。ただし、ダウンロード前の画面でチェックボックスをOFFにすることにより、ツールバーのインストールやホームページなどの設定をしないことも可能。

 なお、ソフトニックのダウンロードページでは、非推奨という扱いながら“代替リンクからダウンロード”というリンクから作者サイト上の配布ファイルに直接リンクされており、ダウンローダーを介さずにダウンロードすることもできる。ただし編集部で確認したところ、作者サイト側でのファイル名やサイト構成の変更に追従できておらず、リンク切れとなっているケースなどがいくつかあった。
作者側の懸念点 〜知らず知らずツールバーの配布に協力している可能性

 このように、ダウンロード・インストールを支援してくれる「ソフトニックダウンローダー」だが、一部作者からは懸念の声も上がっている。一番の懸念点は、このような方法でソフトを配布することについて、作者は事前に知らされていなかったという点だ。

 窓の杜では今回、「ソフトニックダウンローダー」方式でソフトが配布されているソフトの作者数十名にアンケートを行ったが、回答をいただいた作者のうち、この方式でダウンロードされることをソフトニックから事前に知らされており認識していたと回答した作者は約5%だった。

 ソフトの配布時に、第三者製のツールバー等を同梱するなどのアフィリエイト的な行為は、一般的に行われている。ただしこの場合、同梱するソフトとされるソフトの作者間で何らかのやり取りがあるのが一般的だろう。

 今回の場合は同梱ではなく独自ツール経由でのダウンロードのため厳密には異なるが、利用者からは区別がつきにくい。いずれにせよ、ソフトの作者自身が知らないうちにツールバーの配布に協力する形になり、これが一部作者の懸念につながったようだ。アンケートに回答いただいた作者からは、『ツールバーの配布を作者の意図で行っていると利用者に誤解されないか心配』といった声が寄せられた。
利用者側の注意点 〜不具合や脆弱性のある旧バージョンが配布されていることも

 ソフトニックで紹介されているソフトをダウンロードしたいと考えている利用者にとっても、「ソフトニックダウンローダー」は注意が必要な点がある。それは、作者が公開を終了している古いバージョンのファイルがダウンロードされる可能性があるということだ。

 「ソフトニックダウンローダー」の利用者向けの説明には、『当システムでは、まず無料ダウンロードリンクが有効か否かをチェックします。リンクが無効だった場合は、Softonicのサーバーから自動的にダウンロードを開始します』とある。つまりソフトニックは、作者サイトからのダウンロードが無効な場合に備えて、作者サイト上の配布ファイルを独自に保持していると推測される。実際に編集部で「ソフトニックダウンローダー」の通信内容を検証したところ、作者サイトにすでに存在しないファイルのダウンロードを試行して“404 Not Found”エラーが返された場合に、作者サイトとは別のサーバーからダウンロードを行い、結果的にダウンロードが成功するケースを確認した。

 この機能により、作者が公開を停止したはずのファイルが「ソフトニックダウンローダー」を利用するとダウンロードできてしまう。

 ソフトの転載をしている場合、転載元と転載先で多少のタイムラグが発生してしまうのはやむを得ないことだが、編集部でいくつかのソフトのバージョンを確認したところ、執筆時(2月下旬)現在、昨年11月から今年1月にかけて作者サイトで新バージョンが公開されているにも関わらず、「ソフトニックダウンローダー」で旧バージョンのファイルがダウンロードされるソフトが少なからず存在した。そのなかには、不具合が確認されていたり、一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)により脆弱性が報告されており、作者サイトから削除されているファイルがそのまま配布されているケースもあった。

 これはもちろん、作者にとっても懸念すべき点と言える。前述した通り、自ソフトが「ソフトニックダウンローダー」を利用して配布されていることを知らなかった作者がほとんどのため、作者が公開を中止したつもりでも、作者のあずかり知らない所で配布が続いている、という状況が起きかねない。
一部ソフトは無許諾転載も

 そのほかの懸念点としては、配布ファイルの無許諾での転載が挙げられる。前述の通り、「ソフトニックダウンローダー」を利用して配布されているソフトの場合、“代替リンク”として作者サイトの配布ファイルに直接リンクされているが、一部のソフトの場合に作者サイトではなく、ソフトニックのサーバーに転載されたファイルへのリンクとなっていた。

 これについて該当するソフトの作者にアンケートを行ったところ、回答いただいた作者のうち8割が“ソフトニックから事前に転載するという通知はなく、転載されていることを知らなかった”という。
ダウンロード方式の変更依頼などにはスムーズに対応されている模様

 このような懸念点のある「ソフトニックダウンローダー」だが、これを利用せず、ソフトニックのサーバーから配布ファイルを直接ダウンロードする方式になっていたり、作者サイトのダウンロードページへのリンクとなっているソフトも存在する。さらに、当初は「ソフトニックダウンローダー」が利用されていたものの、ある時期から配布方式が変更されたソフトもあった。

 そこで窓の杜では、「ソフトニックダウンローダー」による配布から、ほかの配布方式へ変更になったソフトの作者へ取材したところ、いずれもソフトニック社へ対応を依頼した結果、スムーズに希望する方式への変更といった対応がされたようだ。
ソフトニック社は今後、ダウンローダーの仕組みについて説明する予定

 このような取材結果をふまえ、窓の杜では(株)ソフトニックに事実関係や同社の見解を伺うべく取材を申し込んだ。当初はメールにて質問に回答いただけるとのことだったが、質問内容を送付したところ、冒頭で述べたように『ソフトウェアのダウンロード・サービスというビジネスにおいて競業関係にある』という理由により、回答するのは適切ではないという結論になった、との連絡をいただいた。

 窓の杜としては、第三者的な立場から作者側とソフトニック社双方の見解を掲載できればと考えていたため残念だが、同社によると「ソフトニックダウンローダー」の仕組みについては、近日中に同社のWebサイト上で説明する予定とのこと。執筆時現在はまだ掲載されていないようだが、同社からわかりやすい説明がなされることを期待したい。
ソフト作者は自ソフトの扱いの確認を

 今回、本記事を掲載するにあたり、第三者のWebサイトで起きている事象に対し、窓の杜で扱うことが適切かどうか、編集部でも議論があった。アンケートに回答いただいた作者のなかにも、『ライセンス上転載は自由としているので問題ない』といった意見も複数あり、すべての作者が懸念を感じているわけではない。本来、どのような意図をもって配布を行おうとも、当事者同士で同意がとれていれば、第三者が介入する筋合いのものではないだろう。

 しかし、作者へのアンケートでもはっきりしたように、作者自身が自分のソフトがどのように配布されているのか、把握できていない状態は作者・ユーザー双方にとって適切とは言えないだろう。そのため窓の杜では現状を周知すべく、本記事を掲載した次第だ。

 オンラインソフト作者の皆さんには、まずは自分のソフトがソフトニックにどのような形で掲載されているのか、確認されることをお勧めしたい。なおアンケートに回答いただいた作者からの情報によると、ソフトニックは掲載を通知するメールにおいて、返答がなくても同社の判断で掲載することがある、としているとのこと。同社に掲載を許諾した覚えがなくても、メールを見落としている等の理由で掲載済みである可能性はあるので、確認されることをお勧めする。

【窓の杜,中村 友次郎】
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